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2009年 04月 10日
灼熱の大地。どこまでも続く砂漠。古代エジプトの文明… 1996年に翻訳された、グラハム ハンコック著「神々の指紋」を読んで以来、エジプトは憧れの地でした。5000年以上も前に作られたピラミッドのミステリー。考えただけでこころがワクワクします。 エジプトに行こうと決めたのは3ヶ月前。行きたいところはたくさんあります。ギザの3大ピラミッド、太陽の船博物館、エジプト考古学博物館、ルクソール神殿、アブシンベル神殿… 調べていくと、遺跡はナイル沿いに点在していて、移動がけっこう大変そうです。アラビア語もまったく読めそうにないし、効率よく遺跡を回るにはフリーで行くよりも、ツアーに参加した方がよいと判断し、旅行会社のパンフレットを集めてまわりました。 ![]() ちょうど4月はショルダーシーズンにあたり、気温もそれほど高すぎず、観光するにはなかなかのコンディションのよう。旅行代金も8日間〜10日間のツアーで、安いものは16万円くらいから50万円までと幅広く、ツアー内容も様々です。同じピラミッド観光でも、近くから見るだけなのか、中に入ることができるのか。移動手段、時間は?などなど考慮する点はたくさん。行きたい場所、やりたいことをピックアップして、できるだけたくさんの要望がかなえられているツアーを選びました。 近畿日本ツーリスト ホリディ 「アブシンベルに泊まるエジプト大周遊10日間」 アレキサンドリア、カイロ、ルクソール、アスワン、アブシンベルとナイル川沿いにエジプトをめぐる、文字通りエジプト大周遊の旅。 ツアーが決まれば、今度は持ち物の準備です。ピラミッドの中を探検するのに必要な懐中電灯。高精度な単眼鏡。強い日差しをさえぎるための帽子。軽くて動きやすいくつとカーゴパンツ。愛用のEOS Kiss と昔使っていたフイルム一眼、念のために使い捨てカメラ。移動中に読むための本『ロゼッタストーン解読』。それから、ガイドさんへのお土産。これで準備は万端です! 出発1週間前。旅行会社から連絡がありました。ラッキーなことに、わたしたちしか申し込みがなく、10日間、専属の現地ツアーガイド付きのふたり旅になったとのこと。やった! いよいよ。 4月10日、金曜日の朝。南海ラピートに乗って関空へと向かいます。 ![]() 搭乗機は、14:15分発、エジプト航空MS-963便。ホルス神のシンボルがかっこいい! ![]() お決まりの機内食撮影。イスラム教徒が多いので、エジプト航空ではお酒は一切出ません。持ち込みは自由です。 ![]() ルクソール到着。一緒に乗っていたほとんどの日本人観光客はここで降りていきます。カイロ直行だと思い込んでいたので、かなり不安になりました。1時間ほど機内待機した後、カイロに向けて再度離陸。 ![]() カイロの夜景が見えてきました。到着予定時間は現地時間の23時15分です。 ![]() カイロ空港にはガイドさんが迎えに来てくれているはずです。13時間のフライトの後で、クタクタ。早くホテルでゆっくりしたい! ![]() なのに!私たちを迎えてくれるはずのガイドさんがいないのです。時間は夜の11時半。同乗していた他のツアー客たちは、次々と空港からいなくなっていき、気づくと私たちふたりだけが深夜の空港にぽつんと取り残されていました。 どうしよう。。。電話をかけようにもエジプトの通貨もテレホンカードもない。。。 途方にくれていたところ、同じ飛行機でカイロに着いた他の日本人の方が携帯電話を貸してくださったのです。ツアーパンフレットに書かれていた<事故の際の夜間緊急連絡先>に電話。 「あの、迎えのガイドさんが来ないのですが…」 「え、そうですか?すぐにスタッフを向かわせますので、しばらくそこで待っていてください」 日本語での応対にほっとしつつも、いつ来るともしれないスタッフを知らない場所で待っている心細さ。カイロは思ったよりも寒くコートが必要なくらいです。まわりは銃をかまえた警備員やら、タクシーに乗れと行ってくる胡散臭い(みんな悪い人に見えるよ)運転手などに囲まれて、不安でいっぱいになりました。 それから30分後、息を切らせてふたりのエジプト人スタッフが現れました。 「I'm sorry.KNT,Holiday. same name.」 英語しか話せないスタッフの言うことには、同じ近畿日本ツーリストのホリディでのツアー客で、同じ名前のふたり組をガイドが間違えて連れて行ってしまったとのこと。そういえば、さっき携帯を貸してくれた方もホリディのツアーで、6人のはずがあと2人がまだ来ないと言ってたけど、その人たちと間違えたの?でも名前が違ってたし、ありえない! そんなありえないミスを犯したわたしたちのガイドを待つ間、エジプト人スタッフは本当に申し訳ないと珈琲をおごってくれたり、いろいろと気を遣ってくれたので、気分はすっかりよくなりハプニングを楽しむ余裕も出てきました。 そして現れた私たちのガイド。 「ハジメマシテ。ワタシノナマエワ、マヘロデス。マアチャントヨンデクダサイ。」 身長180センチ、体重130キロ。からだに似合わない高い声。ホテルへと向かう車の中で、へらへらと笑いながら自己紹介。「もぉー、まあちゃん!」なんだか怒るよりも笑ってしまう強烈なキャラクターです。そして、車の座席の後ろには、間違えて連れていかれたおふたりが。こちらは苦笑いです。さっきも同じ自己紹介を聞いたのでしょう。 「大変でしたねえ。」 「ほんとですよ。もうホテルの前まで行ってたのに、なんの説明もないままUターンですよ。同じホテルならそこで降ろしてくれたらよかったのに。」 私たちもさんざんですが、ほんとにご愁傷様です。 そんなこんなで、予定よりも3時間遅れてホテルに到着。時刻は夜中の3時。 「アシタ7ジ、シュッパツデス。6ジ、モーニングコールシマス。オヤスミナサーイ。」 笑顔で去って行くまあちゃん。明日から10日間、だいじょうぶなのでしょうか。。。 ![]() ![]() ![]() ![]() しばらくすると、ホテルの扉をトントンとたたく音が。ドアを開けてみると空港に迎えに来てくれたスタッフとまあちゃんでした。お詫びにと、空港で支払ったビザ代30ドルとビールを持ってきてくれたのです。 ![]() さあ、早く寝なくては。日本との時差は約6時間。時差ぼけになるほどでもなく、すぐに眠りにつくことができました。明日は地中海に面した、アレキサンドリアに車で向かいます。 2日目 美しいアレキサンドリア はこちらから 1日目 カイロ着!? は こちらから 3日目 ピラミッド三昧 は こちらから 4日目 ファラオたちが眠る王家の谷へ は こちらから 5日目 エジプトの空~気球に乗る は こちらから < 前のページ次のページ >
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